環境

原発輸出・死の商人

野田首相は来日したベトナムのズン首相との間で原発の建設に協力するとの協定を結んだという。この話には勿論3月11日の原発事故より前からの経緯があるのだろう。でもこの大事故で苦しんでいる国民を尻目に日本政府が何の反省も逡巡もなく原発の輸出に踏…

人類が消えた世界

ありそうもないことだが仮にいまヒトに特異性を持つ強毒のウイルスが発生して世界の人間が絶滅してしまったらこの地球はどうなるだろうか?著者アラン・ワイズマンは奇抜な発想で地球の自然と人間の関わりを豊富な科学的データの調査と大胆な予測を交えて考…

小宮山さんの実験

前東大総長の小宮山宏さんがやった個人的な実験をご存知だろうか?6年をかけて今の市販の技術と製品を使って行った彼の住宅のエコ対策は特に目新しいものではない。外壁断熱、二重ガラス窓、給湯エコキュート、太陽光パネル、高効率のエアコンと冷蔵庫、ハ…

トヨタのF1撤退の意味するもの

遅きに失した感はあるがやっとトヨタがF1撤退を表明した。F1レースの本家ホンダはすでに昨年撤退している(ホンダショック)。 これで日本の自動車メーカーは完全にF1レースから姿を消した。これは自動車産業にエポックを画する象徴的な出来事であると…

25%削減のインパクト

民主党の圧勝に終わった総選挙、日本にもいよいよチェンジの時が訪れた事を日々実感する。与党ボケした自民党の見飽きた顔に代わってテレビに登場する民主党のベテランや溌剌とした中堅、若手の明確な発言は発想がまるきり新しいし説得力もあり新鮮さに溢れ…

エコロジーとエコノミー

ゴールデンウィークは繰り出した車で高速道路は何処も大渋滞のようだ。定額給付金に加えて高速料金一律千円で人々は浮かれ立ったようだ。これを麻生効果と呼ぼう。それだけではない。新しい省エネ自動車や家電に買い換えるとエコポイントと称して値引きする…

もう手遅れ?地球温暖化

はてな、地球温暖化否定論者は喜ぶのだろうか? 二酸化炭素による地球温暖化はすでに回復可能のレベルを超えており、たとえ今二酸化炭素の排出をゼロにしたとしても今後1000年は地球はゆっくりだが気温上昇を続けるというショッキングな論文が米国科学アカデ…

プラン B 3.0

はてな? Plan B 3.0、何のプランだろう? これはパソコンのゲームソフトではない。環境学者アメリカのレスター・ブラウンの著書で「エコ・エコノミー」、「プランB 2.0」に続く地球環境保全への立案書である。”人類文明を救うために”という副題がつけられて…

後ろ向きの議論

はてな?このところ地球温暖化に対する後ろ向きの議論が多いのは何故だろう? ウソとかワナとかどぎつい表現で、二酸化炭素排出による地球温暖化に対する冷めた議論が目につく。科学の世界では異論、反論のあるのは当然で、それは科学の発展には必要なことで…

不況はエコ革命のチャンス

はてな?くるまの売れ行きが30%も減ったというのは地球環境にとっては良いことではないのか。アメリカのサブプライムローンの破綻に始まった金融不安はとうとう世界的な経済恐慌を引き起こしてしまった。ブッシュのまずい政策とあいまって投機マネーは原…

エコとエゴ

はてな?「エコというものは決して辛抱とか我慢とかではない。楽しく快適なものである。」誰が言い出したのかこんなキャッチフレーズが流行った。なるほど心の問題として考えれば納得出来ないことではない。昔から日本にある「もったいない」の言葉には感謝…