国家的危機と政治家

今週のお題東北地方太平洋沖地震

菅首相から自民党の谷垣総裁に今度の大震災に対処するため入閣の要請がなされた。谷垣さんは「唐突な話だ。政策協定もなく入閣出来るわけがない。責任を取らされるのはごめんだ。」としてこれを断ったという。公明党の山口代表も及び腰だった。

この国家的危機に超党派で対応しようという考えは野党の政治家には無いのだろうか?政策協定というが今この大災害に対する危機対策に優先する政策が他にあるだろうか?こども手当だとかマニフェストだとか言っている場合ではない。菅政権の支持率は低いし国民の評価は必ずしも高いわけではない。でも今すべきことは現首相のもと日本中が心を合わせて総力を結集して未曾有の国難を乗り越えることだろう。こんな時に党利党略しか考えられないとは情けない。

石原都知事の「天罰」発言は論外だが、「日本人アイデンティティは我欲だ。津波で洗い流せ」の「日本人」は「日本の政治家」に置き換えるべきだろう。