2012-01-01から1年間の記事一覧

脱原発の正念場

日本人は忘れっぽいとよく言われる。衆院解散による総選挙を間近に控えて政治屋たちが右往左往しているが何故か福島原発事故災害への関心がうすれ、置き去りにされているような気がしてならない。この選挙では経済政策も勿論大事だが原発問題は当たらず触ら…

前進か回帰か・・・第三極の行方・・・

民主党にも愛想をつかした。と言って今更旧態依然たる安倍自民党でもあるまい。解散総選挙では棄権する外ないと思っていたら何と80歳になる石原慎太郎が突然都知事を辞め第三極の中核となる新党を結成すると言うので波紋を広げている。先ずは立ち上がれ日…

日本人のマナー

先だってテレビで日本女子オープンゴルフの中継放映を観た。たしか横浜カントリークラブだったと思うが優勝したのはフォン・シャンシャンという中国人だった。心に残ったのはプレーそのものより沢山のギャラリーの観戦マナーだった。選手がプレーに入る時に…

自民党総裁の回帰

やっぱり自民党の体質は少しも変っていなかった。5年前に参議院選挙で大敗し臨時国会開幕直後に敵前逃亡した安倍元総理が総裁に返り咲いた。忌まわしい過去への回帰である。地方党員票で圧倒的多数の支持を得た石破さんを国会議員による決選投票で逆転した…

自民党の長老支配

先日谷垣さんのオウンゴールについて書いたが、オウンゴールの失点は自民党総裁改選で早くも現実になった。民主党おろしのためにあれほど「解散」を叫んで来た谷垣総裁がいざ自民党総裁改選の段階で早くも片腕の石原幹事長に候補者の座を奪われた。石原さん…

反則か、オウンゴールか?

自民党の谷垣総裁は野田首相問責決議案を参議院に提出可決した。主たる問責理由は衆議院でマニフェストに違反して消費税引上げ法案を成立させたからだという。しかしこの増税法案はつい先ごろ民自公三党の合意で成立させたものだ。自らを否定する不可思議な…

首相と市民の対話

昨日8月22日に「なぜ早く決められないのか」という記事を載せたが、その日の午後首相官邸で野田首相と原発再稼働反対の市民デモの代表者との対話が行われたことが報じられた。話し合いは平行線に終わったようだが、このような企画は前代未聞のことであり…

なぜ早く決められないのか

67回終戦記念日の8月15日、多くの人の目はロンドンオリンピックに向けられていたが、私は終戦 なぜ早く決められなかったのかというNHKスペシャル番組を視聴した。1945年2月の米英ソの首脳によるヤルタ会談でソ連の対日参戦が決められた。この重大…

大飯原発再稼動の先にあるもの

大阪市の橋下市長が手の裏を返したように大飯原発の再稼動容認を表明し、京都、滋賀も腰が砕けたようだ。原子力規制庁もまだ出来ないというのに、もはや野田首相の決定に委ねられた再稼動は時間の問題となった。圧倒的な国民の反対、不安は無視され、行政と…

原発再稼動の愚

関西電力の大飯原発の再稼動が取り沙汰されている。一体そんな事があって良いものだろうか?第一に安全性の保証がない。政府の中枢はストレステストで安全性を確認したということだが、大飯原発は福島第一原発に比べて何処がどう安全なのだろうか? 具体的な…

アメリカ vs.日本

日本には原発事故に関する何ヶ月にもわたる事故対策検討委員会の会議の議事録が全く無いという信じられないような報道を聞いて唖然としていたら、アメリカから彼の国で行われたこの事故に関する独自の調査や議論の3200ページに及ぶ詳細な報告書が送られて来…