煙草増税の見送り

はてな? 煙草増税は名案だと思ったのだが・・・

社会保障費捻出のための煙草増税案が自民党内の反対でつぶされた。その理由は「値上げしても売れ行きが落ちるから税収が増えるとは限らない」、「社会保障費の負担を喫煙者だけに押し付けるのはおかしい」のだそうだ。でも本音はもっと切実なところにあるらしい。日本たばこを始め煙草栽培農家や小売業者などの反対署名が200万来た。今度の選挙の自民党の立候補者が200人として一人当たり1万票の喪失となるとある自民党幹部議員が計算した。やっぱり政治屋というのはこのような低次元の発想しか出来ないらしい。首相のリーダーシップの欠如がこういう事態を生むのだろう。反対意見に麻生さんは「それでは代わりの財源を考えて」と投げ出したとか。反対にひるまずこの辺で少しは元気に明るくリーダーシップを発揮してみたらどうだったか?

喫煙の健康障害は疑いのない科学的事実であり、増税で喫煙者が減るのは喜ばしいことなのに健康問題に言及する政治家が一人もいないというのも情けない。喫煙が減って国民の健康が良くなれば医療費や介護費などの社会保障費の支出は減少するはずなのに。