煙草増税あるべし

鳩山首相が「環境・健康の観点から煙草の増税もあり得べしと考えている」と発言し論議を呼んでいる。

批判の多くは煙草増税は不公平な税のしわ寄せであり、増税によって税収は減収するだろうと言うものである。先だってまで与党だった野党自民党の議員がこんなことを堂々と言う。この批判は健康問題と税収をすり替えているとしか思えない。もっとひどいのは増税によって煙草の密輸入が増えると言う議員さえいるらしい。税の減収大いに結構、密輸は取り締まれば良い。目的は税収ではなく国民の健康増進なのだから。その意味では増税の巾は大きくなければ意味がない。日本では諸外国に比べて煙草が安すぎると言う。さしあたり一箱千円以上にはなるよう設定すべきだ。また日本たばこ産業は「罰としての課税は問題だ」と意見書を出しているがこの増税は罰ではない。目的は国民の健康の増進である。日本たばこは合法でさえあれば健康に害のあるものを生産販売することに罪悪感は感じないのだろうか。健康の増進は医療費の縮小、経済の活性化につながるかけがえの無い国益の増大である。

私も20歳代から10年も煙草を吸っていたので愛煙家の不満は分かる。喫煙の理由は(1)自分にとって煙草は大して毒でない(2)煙草を吸うと頭脳明晰になる(3)メタボ解消して痩せたい(4)格好が良い(5)多少命を縮めても吸った方が人生が楽しい等々である。でもそれがどんなに馬鹿げたことか気がつかないのが愛煙家である。煙草の健康障害については科学的に立証されており今更論ずる必要はないだろう。喫煙者にとどまらず受動喫煙の被害は社会的にも深刻な問題である。

理科系出身のの鳩山首相は英断をもってこの問題を決着して頂きたい。


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